「行政」って何?-20250413

投稿日:2025年04月13日

「行政」って何?-20250413

弊事務所はその名の通り、行政書士としての業務を行う事務所です。

では、そもそも行政書士の「行政」って何なのでしょうか。

今日は「行政」について考 えてみたいと思います。
「行政」という言葉から、多くの方が三権分立の三権のひとつとしての行政、すなわち 司法権・立法権・行政権という国家作用の一つである行政権を連想されることと思います。

まず、司法権とは、具体的な争訟について、法を適用し、宣言することによって争訟を 裁定する国家の作用のことなどと説明されます。
つぎに、立法権については、特定の法規範を定立させる国家作用のことなどと説明されます。

では、行政権とは何なのでしょう。
法律に基づいて政治を行う権限などという説明もよ く見かけますが、一番有力な説が控除説という考え方です。
控除説では、行政権を積極的に定義しません。

国家作用から司法権と立法権を取り除いたものと定義します。かつて、専制君主が横暴の限りつくし、人権を侵害してきたという歴史がありました。
そんな君主に対抗するため、君主から司法権と立法権を取り上げてしまおうという考え方が生まれ、残ったものが行政権とされたわけです。
国民の人権を守るための権力分立はこのようにして生まれました。

司法権は裁判所が、立法権は国会が独占しています(憲法 41 条、76 条)。
ですので、それ以外の国家機関や地方自治体などが行う行為の大部分が行政に当たるわけです。
特定の業種に就いている方を除いては、日常生活において裁判所や国会と接する機会はほとんどないと思います。
それに対し、多くの方が役場や交番などをはじめとした行政機関に普段接する機会は多いのではないでしょうか。
そのような日常生活と密着した行政機関とみなさまの橋渡しをするのがわれわれ行政書士の主な役目です。
ほかにも、遺言や相続や交通事故などといった紛争を伴わない個人間の権利関係もわれわれの扱う仕事です。

「街の法律家」と呼ばれる所以でもあります。
もし、何か困ったことが起きたとき、相談先の候補の中にわれわれ行政書士を加えていただければ幸いです。

所員PN: 博多の塩